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2009.01.06 Tuesday |
金融危機、 No! 金融大震災 |
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どーん ぐらり、ぐるぐる、 寄せては返し、外を見れば一瞬にして
街灯や町中の光が完全に消えてしまい、真っ暗闇。 それでも ぐるぐ
ると家が難破船のようにあがったり、さがったり。 あー 崖上の家が
滑り落ちていきそうな猛烈な恐怖が、全身を襲う。 3連の洋服箪笥
が寝床の上にスロー・モーションで倒れかかってきた。 しまった!!
後10日で、恐るべき阪神淡路大震災の14年目の恐怖を思い出す。
、 昨年秋に起きた 世界的金融大震災はもっと規模が大きすぎる。
これで震災難民といってよいのか、多くの派遣社員、期間社員が派遣先
から職を奪われ、その上に住んでいる寮から追い出され、年末の寒風下
に野宿を迫られる。 もらう金額が少ないから、とまれる所さえ手当
て出来ない。 めでたい正月よ 吹っ飛んでしまえ と叫んだ人が
いたかも知れない。 ここまできたら、地獄の一丁目。
更に 就職内定した学生さんに内定取り消しを迫った企業経営幹部の
醜態にあきれ返るというよりは、もっとすさまじいリストラを予告している
ように思えてならない。
まるで、今回の金融震災は 地震と同じく突然にやってきたと思ってる
経営者が多いのではないか。 もう既に、その兆候は出ていたのに。 アメリカ自動車産業の不調、 石油価格の大暴騰、 アメ
リカ住宅価格の騰貴とサブ・プライマリーローン問題等よく仔細に検討すれ
ば 巨大な投機ファンドの動きに目を光らせて、危険な経営環境に対応
する方策が最低に出ていたはずだ。
思い出すがよい。 日本中が苦しんだ不良債権処理というバルブ
経済にどれだけ 悩まされたか、今の経営幹部に十分分かってるはず。
では 何で今回の急激なリストラが起きたのか。 むしろ、後に来る
不況に如何立ち向かうのかに 経営者は全力で向かって欲しい。
日曜日に ゴルフ に興ずる経営者をマスコミ記者が見たら、何を書か
れるか、想像に任せます。 過去にそういう例があったから。
さて、私の関心は 正規・派遣・期間社員の今後の対応にある。
特に雇用を解消された社員は 派遣会社にすがりつくのか、それとも
ワーク・プラザに日参するのかに全力で集中せざるを得ない。
その心境は 明日の巨万の富より、今日の ご飯を食べられる仕事に
ありつけないと、もはや生きていかれないーーーー 政官財ともあてに
出来ない、この悲痛な心境を 誰が分かってくれるのか。
次回 【 若者よ 110番 か、 119番か 】 というテーマで投稿します。
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